ピン抜き機を使用したノーズブリッジピン、ラバーパーツの交換方法を説明していきます。 

この機具はジュリエット、XX、ペニー、ロメオ2、マーズのノーズブリッジピンを抜く際に使用できます。
(X-SQUAREDはノーズブリッジピンではなくスクリューです)
 
これまでの交換作業の経験上、いくつかのポイントを細かく説明していきたいと思います。
 
先ず用意していただきたいのは、ピン抜き機、T6スクリュードライバー、ピンセット、竹串、そして丸形の棒やすりです。
 
それではポリッシュド ジュリエットを使って始めていきます。

まず、作業するにあたり、十分な作業スペースを確保するために、アームを外してください。 T6ドライバーで簡単に外れます。

 レンズは外さなくても交換作業はできますが、作業中に傷がついてしまう可能性がありますので、外して作業することをお勧めします。レンズはT6ドライバーでフレーム下部のオービタルスクリューを緩めることによって外すことができます。

次にピン抜き機の箱を下に敷き、さらに作業しやすいようにスペースを確保してください。 

 ピンを押し出していきます。

 

 

 

 

 ピン抜き機の棒の先端をピンの中央に合わせて、少しずつハンドルを回し、ピンを押していきます。

その際にピンを傷つけたくなければ、ピン抜き機の棒の先端を丸く削るか、または何かを挟んでピンへのダメージを防いでください。

 

 

 

 純正のピンにはロックがついていますので、たまにフレームにそのロックがひっかかりスムーズに抜けないことがあります。

その際は少し強めに押してください。そうするとパチンと外れます。

 これでピンが抜けました。 ピンを抜く作業はそれほど難しくありません。

  次に反対側のピンを抜いていきます。

 

 

 

 

 

 

ピン左右を無事抜くことができたら、古いノーズブリッジラバーパーツを先ほど用意したピンセットを使って取り出して、フレームの穴をきれいに掃除してください。

その後、新品のノーズブリッジラバーパーツを取付け、ピンをインストールしていきます。

 

ノーズブリッラバーパーツ↓
http://www.linegear-jp.com/product/551

 

ノーズブリッジピン↓
http://www.linegear-jp.com/product/557

 

ピンはポリッシュド、プラズマ、X-METAL用と3種類色違いで販売してますので、フレームの種類に合わせてピンのカラーを選択してください。

 

※ロックが外れてしまったピンは再度取り付けても緩みが残り、再利用は厳しいです。

また、外す際についてしまった傷等でフレームに引っ掛かり入らない場合がほとんどです。一度抜いてしまったピンは再利用せず、新品へ取り換えることをお勧めします。

 

参考までに、ジュリエット各部の名称です↓

ノーズブリッジ連結ラバーパーツを取り付けます。

ノーズブリッジラバーパーツを取付け、それをフレームに押し込んでください↑
 
いよいよピンを押し込む工程に入ります。
これまでの経験上、以下の棒やすり、竹串を使用する2工程が最も重要だと思います。
 
①ピンをフレームに差し込む前に、下の画像のように”棒やすり”で軽くやすり掛けし、フレームの面を馴らしてください。あまり強くやりすぎると穴が大きくなってピンが緩くなってしまいますので、あくまでもフレームの穴の表面についている汚れを落とし、ピンが入りやすいようにフレームのバリを取る程度に軽めにやってください。
 

 裏側からもやります。

②その後、竹串を使って、内部の部品の位置を差し込むピンに対してストレートになるようにします。

竹串をゆっくり抜き、ピン軽く挿入します。

 ピン軽く手で押し込みます。

 フレームを傷つけないように、下に布や厚紙などを挟むことをお勧めします。

 

 

 

 

 

 ピン抜き機の押し込む棒の先端がきちんとピンのセンターをとらえるように位置を確認しながら押していきます。

 ピンが最後まで入らない場合はピンの先端の位置が正しくなくて、フレームにひっかかっている可能性がありますので、そのような場合は無理に押し込まず、もう一度ピンを刺し直すか、フレームを左右からぎゅっと押さえて、フレームの密着率を上げてください。

上記①、②の竹串、棒やすりの工程を再度やり直してみてもいいと思います。
 
※位置が正しければ、ピンは無理やり押し込まなくてもスルッと入ります。

 

 

 これで片方のピンの取付けが終了しました。

 

 次にもう片方のピンも同様に取り付けていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ピンをあまり強く押し込みすぎると突き抜けてしまう場合があります。

押し込み具合は少しずつ確認しながら丁寧に作業してください。
 
X-METALシリーズのフレームの素材はチタンです。とても頑丈なので、ワッシャー、そしてノーズブリッジ部分の修理を定期的に行えば、半永久的に使っていけます。
LINEGEARではジュリエット用の部品全て販売していますので、ぜひご利用ください。
 
説明長くなりましたが、以上がピン抜き機を使ってのピンの交換方法の詳細になります。
 
※補足として書かせていただきますが、これまでの経験上、ノーズブリッジを取り付けるノーズ部分のスペースのサイズにも個体差があります。
つまり、あるフレームではそのスペースが大きいため、ノーズブリッジを新品に取り換えても更になお、少し緩さが残ることがあります。また、あるフレームではノーズブリッジラバーパーツを取り付けるだけで、かなりカチッとした固定感を得られる場合もあります。
ノーズブリッジラバーパーツの大きさや硬さの問題ではなく、フレーム内部のスペースの個体差によって多少リペア後の感覚も違いますので、その点ご理解ください。
 
 
その他パーツの交換方法に関してはこちらをご覧ください。