ロメオ1のレンズ交換方法①


フレーム上部のオービタルスクリューをT6ドライバーで外してください。

フレームの分解が完了したら、新しいレンズを取り付けていきます。

先ずは、レンズの取付け方向を確認してください。 

ロメオ1のレンズは楕円形ですが、よく見ると少し出っ張った、角ばった部分ががあります。

※純正品のレンズも同様にこの角ばった部分があります。

この、角ばった部分がテンプル寄りの上側になるように取り付けてください。 

レンズがオービタルに収まったら 

ノーズブリッジを取り付けます。

レンズがしっかりフレームのレールに入っているかを確認してください。

ノーズブリッジがきちんと収まったらガスケットを取り付けます。 

オービタルスクリューを取り付けます。

反対側も同じ手順で作業してください。

作業終了です。

 

 


!!!お読みください。

当店の全てのレンズは、「Dセンター」という、"歪み補正機能”が付いていますので、

ノーズ側とテンプル側でレンズの厚みは違います。ですので、レンズの取付け方向が正しくないと、レンズを通しての見え方に歪みが生じ、視野が快適ではなくなる場合があります。

当店のレンズは素材や機能により、厚みがそれぞれ違います。特にNXTレンズは純正レンズに比べて厚みがありますので、取付け方向を間違えてしまうとフレームに収まりません。

レンズの厚さに関しては各商品ページ下部に記載がございますので、そちらでご確認ください。


ロメオ1は稀にですが、9.8mmの長いネジが付いている場合があります。(通常は7.8mmです)

場合によっては、左右で違う長さのネジが取付けられているような場合もありますので、取付け前にネジの長さについてもご観察いただき、左右確認の上、取付けを慎重に行ってください。

9.8mmのネジが付いていたフレームに当店のレンズを取り付けると、ネジが長すぎるため、ネジを最後まで締めきれない場合があります。その際は7,8mmのネジへ交換いただき、取り付けをお願いします。

※9.8mmのネジが付いているフレームは、OAKLEYにてフレーム製造後の組み上げ時に、純正レンズがフレームに収まらなかった場合にそれをカバーするために取り付けられたものと思われますので、レンズが少しタイトフィットなフレームだと思います。


 ※初期(ジョーダンモデル/シリアルナンバー9999以下)のフレームは、OAKLEYのサングラスビジネス創成期の技術で各フレームパーツが鋳造されいるため、"地金が荒い"です。

そのため、「フレームのレール内にバリが残っていたり」、「フレームのレールの深さが不均一だったり」と、レンズのフィッティングを阻害する要素が多いフレームです。

基本的にロメオ1の製造初期から販売終了時まで、レンズの形状自体は一切変わっていませんが、後期モデル(2004年以降)は技術の進歩により、地金がスムーズになったため、レンズは比較的問題無く入りやすいです。

その分、「後期モデルのレンズに関しては、”ルーズフィット”のフレームが多くなっている」かと思います。

そして、「初期モデルのレンズに関しては、”タイトフィット”のフレームが多い」傾向があります。

”レンズの形状は均一”でも、フレームの世代により、そしてフレームの地金の状態により、レンズのフィッティングは影響を受けやすい背景があるということをご理解いただければ幸いです。

もっと書けば、ロメオ1に偏光レンズのバージョンが無かったのは、この個体差をOAKLEYの1.9mm厚の偏光レンズではカバーできなかったため、OAKLEYは偏光レンズ搭載のROMEO1を発売しなかったのだと思います。

当店ではこれらロメオ1の歴史や、これまでの数多くのフレームを手にして修理してきた経験、そしてI.Cジャパンとの連携によるレンズ加工の技術により、取り付けるフレームを見ることなく、レンズを発送しています。(通常、レンズの取付けは、取り付けるフレームありきで行うものですが、)

それでもなお、上記のフレームの個体差により、万能なレンズは提供できるに至ってはいないこと、承知しております

これらをお読みいただき、

「LINEGEARのレンズの形状が良くないからフレームに収まらない」

「純正品ではないから完璧に取付けできない」

ではなく、

知っていただくことにより、ご承知いただけることもあるかと思います。

もしレンズのフィッティングがよろしくない場合はこれら事項をご理解の上で、その課題の克服にチャレンジしているLINEGEARを「叩く」のではなく、「寄り添って」いただけると幸いに思います。

お客様から提供されるそれらの情報は私たちの商品品質の向上にとって、非常に大切な、貴重な情報源になります。

「レンズのフィッティングに問題がある場合はお気軽にご連絡ください。」

当店は、そのような場合はレンズがきちんと収まるようにレンズを調整いたします。これに関してはカスタマーサポートとしてしっかりご満足いただけるようにシステムが確立していますので、小さな点でもご連絡ください。

決して、「購入いただいたレンズを送って、それが配達されれば終わり」というビジネスをやっているお店ではない。と言うことをご理解いただければ幸いに思います。

また、レンズの再加工や、サイズ調整などはOAKLEYでは行っていないようなサービスが出来るのも当店の強みだと思っております。 

ちょっと店長の愚痴っぽくなってしまいましたが^^;...

最後までお読みいただきありがとうございました!


 

ROMEO 1  レンズ交換方法 ②

これは、角ばった部分の無いレンズの取付け方法です。

当店の殆んどのレンズは交換方法①で取り付ける方式をとっていますが、

一部のレンズは加工方法の関係により、下記の取付け方法②にての取付けになります。

この方法で取り付けていただくレンズは、商品発送時に取付け説明書を同封しております。 

T6ドライバーでネジを外します。

下の画像のようにフレームがノーズ部分とレンズ部分に分かれるように外れます。

レンズは簡単に外れます。

レンズの上下左右の向きを確認しながら新しいレンズをフレームに入れていきます

LINEGEARのレンズはノーズよりの上部分にラインが入っています。

ガスケットを挟み、ネジを留めます。

出来上がりです。

作業自体は難しくはないですが、ネジが留まるまで、レンズがフレームから外れやすいので、

落としたりしないように注意して作業を行ってください。

  

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